東京・三多摩のうつ病と双極性障害の“雑談会”

三多摩うつ&躁うつ茶話会
since 2011.08.27

他の参加者が話してくれたことに対してどこまで踏み込んで良いのか

■このことについて“ご参加にあたっての注意事項”のページでは以下のように記載しています。

この茶話会は“言いっぱなし、聞きっぱなし”を基本としています。ですので、もし自分の発言に対して他の参加者にコメントしてほしくないときは、いつでも遠慮なく申し出てください。

その反対に、他の参加者が話してくれたことに対してどこまで踏み込んで良いのか、これは非常に難しいテーマです。断片的な例示としては以下のように考えています。
× 他の参加者の発言を遮って発言すること
× 他の参加者の発言に対して批判、否定、攻撃すること
× 他の参加者の発言に対して自分の経験や意見を押し付けること
○ 他の参加者の発言に対して自分の経験に基づいてアドバイスすること
○ 他の参加者の発言を受けて、そのテーマで話をすること

■たとえば3番目の“自分の経験や意見を押し付けること”と4番目の“自分の経験に基づいてアドバイスすること”は紙一重です。ただ、主催者と参加者の間ではなんとなくセーフとアウトの線引きの相場感はできています。
■また、ときどき主催者自身も「もっと早くストップをかけるべきだった」と反省することはあります。しかし、ありがたいことに複数回来てくださる参加者も多いので、“線を引く位置”自体にあまり大きな問題はないと感じています。

■問題の本質はそこではなくて、おそらく“線がハッキリしていないこと”だと思います。
■“線を引く位置”は各グループで異なります。参加者の安全を第一に考えて“言いっぱなし、聞きっぱなし”を徹底しているグループでは、4番目の“自分の経験に基づいてアドバイスすること”もアウトだと思います。しかし、“雑談会”を標榜する当会としては、ちょっとそれでは窮屈すぎると感じています。
■主催者としては、この“線を引く位置”こそ、それぞれのグループのカラーだと考えています。ですから、もし自助グループや雑談会に通うのであれば、自分にとってピッタリな位置に線を引いているグループを探すのが良いと思います。もし自分で自助グループや雑談会を開くのであれば、自分がしっくりくる位置で線を引けば良いと思います。